霧が立ち、風わたる渓谷の茶園「曲風園」(徳島県三好)さんから誕生した四国産の和紅茶です。
農薬を使わない茶葉の栽培をされており、「お茶文化」の広がりも目指されています。昔は当たり前のようにあった「お茶文化」。それが薄れてきた現代、どのような見せ方をすれば、より多くの若い世代の方に興味を持ってもらえるのか。今回のパッケージデザインの取り組みの大きな課題でした。
デザインで大事にしたのは、茶園を囲む風景。山々の森と、その森が育むたくさんの鳥や動物、そして柑橘たち。和紅茶の優しく柔らかな味わいと、四国それぞれの柑橘の爽やかさとふわりと浮かんだ可愛らしいさを纏わせることを意識。 単に「和紅茶」だけを見るのではなく、産地、作り手、商品、課題。 様々な背景を見る。 そして本当に必要なものは何かを考える。 今回、描かせてもらったパッケージデザインが、それら背景の明るい兆しに少しでも繋がっていければ嬉しいです。